消えちまった…
8月下旬
くぬぎ山には休車中の三文字が運転台に掲げられた車両の姿が
8月上旬から検査期限の関係からか休車となっていた
前回の検査から既に4年2か月が経っていた
11月中旬
休車札が消え無線アンテナが撤去されている
余談だがこの10日ほど前より80046Fが営業運転に入っていた
11月下旬
床下のタンクを切り離す
ぽつんと1両
車体には長期間の放置からか汚れが
パンタはもう無い
取り外された機器
車両を横目に機器が山を離れていく
北総をくぐってゆく
切り離されバラバラに
12月上旬
いよいよその時が来てしまった
12月とは思えない陽気の下作業は行われた
8804-2の津田沼方のブロックが空を飛ぶ
床下に張り巡らされた配管
最初で最後の日の目を浴びる
消化器にシートなどそのままの部品も数多く…
連携を取りつつ慎重にトラックに載せられる
松戸方のブロックも同様に
最後に台車が搬出される
ひっそりと工場から消えてゆく…
工場からアントに牽かれ出てきたのは8804-1
IRアンテナは撤去されていた
余談だが出入り口付近は道幅が広いとは言えないのでトラックドライバーの技術が問われる
ここまで攻められるドライバーと誘導員の技術に脱帽
いよいよ釣り上げられる
手奥の線路では洗車のために移動中の80036Fが
置き換えた編成ではないものの世代交代を感じた
特徴の詰まった津田沼方先頭車も飛んでいった
こうもなってしまえばただの鋼の箱
多くの撮影者に見守られ工場をゆっくりあとにする
小さく見える本社を横目にいつもとは違う方向に踏切を渡る
そんなこんなで搬出作業を見てきました
これまで走ってきた車両がじわじわと終わっていく姿をまじまじと見ました
取り外された部品が残された奴らのために使われると良いですが…
ともかく8804Fとしては約17年間の活躍
8連時代から考えれば約37〜35年間の活躍
シンパを載せた茶帯時代や、末期でもドアにも貼られた直通帯、ピンクで旧ドアのB編成などの輝かしい時代はかつてのものになり、あの頃よりは地味な存在となっていましたが、頑張って活躍していました
(残念ながら筆者は輝いていた時代は見ていないです…)
これまでありがとうございました