全国に2.09万人いると言われる幕張の209系ファン(要出典)
その多くが疑問に思っているだろう疑問が前面の帯
多くの編成で帯の一部が白くなっている
↓例
しかし、なぜそのようなことが起きるのだろうか?
それを考えたいと思う
まずそもそも209の全面帯がステッカーによるものなのか、塗装によるものなのかすらわかっていない
そのため209系でも同様に塗装…と考えたいが残念ながら手元に塗装と言う証拠を表す資料がない
それなので今回は両方のパターンで見ていこうと思う
塗装の場合
塗装を行う上で一番重要なことはマスキングもさることながら、塗る順番だろう
ものは異なるが、鉄道模型では隠蔽力(下の色を隠す能力)の低い色から順に塗っていくことが多い
例えば黒の上に白を塗る場合、下地の黒を隠すべく多くの塗料が必要となる
そのため白の上に黒を塗るより多くの塗料を使うことになる
現実に戻すと会社からすれば塗料が削減できるものなら削減したい
そのため恐らく隠蔽力の低い順に
白→黄(青)→青(黄)→黒
の順番で塗っていると思われる
この順番であれば、帯の塗装が禿げれば下に塗ってある白が見えるはずだ
では禿げる原因だが塗料の素材に問題があるのではないだろうか
鉄道の塗装の多くはフタル酸樹脂系塗料と呼ばれる塗料で塗られる
これは耐水性がイマイチだそうで
沿岸から吹き付ける湿った潮風や時折訪れる台風などの大雨で塗料が痛み、禿げるのではないか
ステッカー(フィルム)の場合
そもそも帯はどのような構造なのだろうか?
調べてみると印刷してあるフィルムの層と粘着する層の2つに分かれる
↓出典資料
https://www.itmedia.co.jp/business/spv/1705/01/news021_2.html
残念ながらどちらの層も素材はわからなかったので予想多めとなるのは申し訳ない
こちらの白くなる原因だがフィルムの層が削れ色ののっていない部分が出ているではないか
流石に素材自体がその色をしているとは思えないので、素材の色は白と仮定しこう考えた
こちらも潮風や大雨によってダメージを受け削れていると考える
やはり調べても謎が多い
こればかりは現場の人ぐらいしか知らないものになりそうだ
かすれているのが千葉のアイデンティティのようなところもあるが、個人的にはきれいな帯が良いかな…と
今後も暖かく動向を見てゆきたい